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大会委員会企画
大会委員会企画内容の紹介
(執筆:企画オーガナイザ、プログラム編成委員)
TK-1 関西発ベンチャーの現状と課題 - ベンチャーと大企業のコラボレーション -
2000年代初めからベンチャー設置の機運が高まり、関西からも多数のベンチャーが設立された。設立から10年程度が経過し、GDPが伸びない中で、そのようなベンチャーは現在、どのような状況に置かれているのか。本セッションでは、まず関西発ベンチャー6社の業務内容と現状を報告して頂き、ベンチャーの課題について考える。次に、パネル討論で大企業2社にベンチャーとの連携について話して頂いた上で、ベンチャーと大企業のコラボレーションについて議論する。
TK-2 I-Scoverチャレンジ2014 〜応募作品講演会〜
電子情報通信学会では、本会の論文誌や研究会などの論文を横断的に検索可能なサイトI-Scover(IEICE Knowledge Discovery)(http://i-scover.ieice.org/)を公開しています。I-Scoverでは、単に論文検索を行うことができるだけでなく、論文やその著者とその所属、出版物、イベント、キーワードなどの情報をデータとして再利用しやすい形式(Linked Data)で整理してあります。これにより研究動向の分析や著者の分析などがしやすくなっており、I-Scoverデータを活用した様々な応用が期待されています。この企画では、このI-Scoverで構築したデータを利活用するアイデアやプログラム、分析・可視化などを募るコンテストの作品を発表を行い、I-Scoverの利活用について議論を行います。
TK-3 国際標準化とビジネス戦略
産業のグローバル化が進む中で、欧米諸国や国際市場では、自らが所有する技術の優位性を最大限に活用するための一手段として、国際標準を利用してきている。今回、2014年11月に開催されるIEC総会東京大会の結果報告と合わせて、情報通信分野における当学会が誇る最先端技術を、国際標準化の枠組みを用いてどのようにビジネスに結び付けていくかについて焦点を当て、各分野の国際標準化を担当されている方々からご講演をいただき、最先端技術の標準化に関する動向や課題、今後の展望と対処について議論を深めたい。
TK-4 イノベーション創出実現に向けた情報通信技術の研究開発
情報通信技術はすべての産業の発展の基盤であるが、イノベーションを実現するには、社会の課題の解決、あるいは新たなサービスを創出するためのシナリオを策定し、共有することが必要である。たとえば総務省は情報通信審議会答申「イノベーション創出実現に向けた情報通信技術の在り方」に基づき、省が重要と考えるテーマを提示した。学会には自らの理念に基づき、自らの研究テーマがなしうる社会への貢献を議論し、発信していく責任がある。本企画は社会課題や科学技術政策の動向を受け、学会として何をすべきかを議論し、その結果が例えば政府の研究開発プロジェクトを通じてイノベーションを生み出す可能性を高める機会としたい。
TK-5 教育改革と人材育成
理工離れ、電子情報通信への関心低下、学力低下の進む中で、未来世代の育成を高校の先生とともに議論して解決の糸口を把握すべく、総合大会での公開シンポジウムを過去3年間行ってきた。この中でアクティブラーニングや反転授業などの授業改善が高校から大学まで広がりを紹介してきた。今回は大学の授業改善、主体的な学び推進のための改革を取り上げ、情報基盤社会に必要な能力の育成について議論する。これにより、本学会の対象分野のコミュニケーションの基本を理解の上に、ICTの活用や教育改革を考える場を提供する。
基礎・境界ソサイエティ企画
基礎・境界ソサイエティ企画内容の紹介
(執筆:企画オーガナイザ、プログラム編成委員)
ソサイエティ特別企画
AK-1 フェロー記念講演
本セッションでは、基礎・境界ソサイエティで長年活躍され、平成25年にフェロー称号を贈呈された浅井秀樹先生(静岡大学)の特別講演を開催する。
AK-2 Let's GoTo 博士課程
新進気鋭の若手研究者の中から,博士課程に在籍する学生を3〜4名招く.博士課程での研究生活を紹介してもらうと共に,進学して研究する魅力について語ってもらう.進学するか就職するか将来を迷える学生に対して,進学の道へといざなう.
パネル討論
AP-1 複雑コミュニケーションサイエンス(CCS)とは?:4月よりCCS研究会一種化
複雑コミュニケーションサイエンス研究会(CCS)は、情報通信技術のすべての階層、それを取りまく情報通信環境、そして神経系や生物システム、さらには人間のソーシャルコミュニケーションをも含めた広範な研究対象を扱い、そこにある現実的問題の本質、限界、それらの背後に横たわる普遍的特質を明らかにするサイエンスの創出を目指し、2011年4月、ESS「非線形理論とその応用」サブソサイエティ(NOLTA)の第2種研として発足した。本年4月より第一種研化し新たな段階を迎えるにあたり、通信、複雑系、ネットワークの分野で活躍するトップ研究者によるパネル討論を企画し、異分野融合から生まれる最新のサイエンスの形を探る。
チュートリアル講演
AT-1 SPICE誕生から40年,アナログ回路シミュレータの最新動向
1973年,アナログ回路シミュレータSPICEが,集積回路の設計に関連してカリフォルニア大学バークレー校から提案された.1985年のSPICE3以降基本エンジンの進展はないが,機能追加された多くの商用版が存在し,アナログ回路シミュレータの第一線に位置する.本チュートリアルでは,アナログ回路シミュレータのこれまでを振り返り,実用化されつつある技術を紹介して今後の回路研究における位置付けを探る.
AT-2 通信のための最新の空間信号処理技術
近年MIMO (Multi-Input Multi-Output) 技術に代表される空間信号処理が通信システムに必要不可欠な要素技術となっており,大規模MIMOや,空間変調方式,無線パケット衝突検出,同一周波数全二重通信,さらには光ファイバ通信における空間多重伝送など,空間信号処理技術は益々その活躍の場を広げている.このような新たな展開を見せつつある通信のための空間信号処理技術について,当該分野の学生や研究者に最新の研究動向を紹介することで,信号処理と通信の境界領域である本分野のさらなる発展に貢献することが,本提案の趣旨である.
AT-3 サイバーフィジカルシステムのための制御とその応用例
一般的に大学での制御理論では、連続時間システムを対象とすることが多い。しかし、サイバーフィジカルシステム(CSP)を考える場合、離散時間システムでモデル化する事が多い。そこで本セッションでは、ディジタル制御を中心に、ハイブリッドシステムの制御、ネットワーク化制御、分散制御など、CSPと関連する制御理論についてチュートリアル講演を行う。また、これに関わる近年の応用例を紹介して、制御系に関わる若手研究者の研鑽を深める事を目的とする。
ABCT-1 回路設計者のための電池活用技術
電池は電気化学の分野として扱われていることもあり、回路設計者と電池技術者との交流が少ないようである。しかし、ニュースでも見られるように、電池に関わる事故も少なくない。そこで、回路設計者に将来展望も含めて電池関連技術についての理解を深めることを目的として、本チュートリアルを開催する。
依頼シンポジウム
AI-1 最新暗号ツールの研究動向:完全準同型暗号、多線形写像、難読化
本企画セッションにおいては、最新の暗号ツールである完全準同型暗号、多線形写像、難読化技術の研究動向を俯瞰する。特に、これらの技術の概要、背景、応用について、それぞれ専門的研究者による解説を行う。
AI-2 社会インフラの診断・管理におけるセンシングと制御の動向
社会インフラの老朽化や被災リスクの高まり、またそれらを維持するためのエネルギーコストの増加にともない、ICTによりそれらを効率的に診断・管理・制御する技術への関心が高まっている。このため、安全の確保や災害の予測、消費エネルギー・維持コストの低減等を目的として、社会インフラを対象としたセンシングと制御の最近の動向と課題に関し、専門家による依頼シンポジウムを開催する。
HI-1 脳科学を基盤とする情報通信新技術の創成に向けて
21世紀に入り、通信は物理的伝送技術からコミュニケーションの本質を議論する転換期にさしかかっています。その基盤に近年発展が目覚ましい7T-fMRIをはじめとする脳機能計測技術があり、応用面ではブレインマシンインタフェイス等新たな情報機器が福祉機器からゲームに及ぶ広範囲な市場を開拓しつつあります。
本シンポジウムでは、脳情報通信に係る最先端の成果を紹介し、ニーズに即した情報通信技術の新たな研究開発の方向についてシンポジウム参加者と議論を深めていきたいと考えています。
通信ソサイエティ企画
通信ソサイエティ企画内容の紹介
(執筆:企画オーガナイザ、プログラム編成委員)
ソサイエティ特別企画
BK-1 通信ソサイエティWelcome Party
学生会員や若手会員の方々が、諸先輩方と自由にコミュニケーションできる場の提供を目的として、7回目の「通信ソサイエティWelcome Party」を開催する。学生会員や若手会員の方々をはじめ、本パーティへご参加くださった方々が、研究専門委員会の活動や、企業や公的機関における学会活動等について知る機会が得られるように、研究専門委員会、電子・情報通信業界の企業、公的機関によるパネル展示も開催する。
BK-2 論文の書き方講座
 論文の最も基本となる目的は,読者に対し,論理的に積み上げていくことで,その論文の主張を導くことである.しかし,そのような論文を書くことは難しく,論文の書き方の上達にはある程度の時間と継続的な執筆指導の努力が必要である.通信ソサイティでは,論文の書き方を広く深く会員に浸透させるために,2009年3月から大会に合わせて「論文の書き方講座」を開催してきた.内容はこれまでと同様であるが,登壇者を一部入替えて,これまでとは異なる視点での解説を試みる.
パネル討論
BP-1 将来無線アクセスにむけた要素技術
LTEが世界的に普及し,LTE-Advancedの商用導入も世界的に始まりつつある.現在,Machine-to-Machineや Internet of Things などさらに多様化するアプリケーションを見据えて,新たな無線通信システムについて将来のマーケット動向や要求条件,技術動向の議論が進められている.そこで今回,将来の無線通信システムに関する研究開発の一層の促進を目的として,5G等新たな無線アクセスを構成する要素技術についてパネルセッションを行う.
BP-2 Application-Driven Software Defined Infrastructureを実現する技術とその応用
近年、SDN/NFVを含むSoftware Defined Infrastructureを実現する技術が急速に発展しており、産業界においてもその導入機運が高まっている。一方、これら新しい情報ネットワーク技術の広範な社会応用を実現するには、アプリケーションの側面から、Software Defined Infrastructure技術のあるべき姿を探求する必要がある。そこで本セッションでは、同分野の第一線で活躍されている方々に、Software Defined Infrastructure技術のあるべき姿とその応用の最新動向について講演および議論頂く
BP-3 人々の行動を変えるには ―行動変容研究の最新動向―
ユーザに適切な情報を提示することによりユーザの行動パターンを変える行動
変容技術は,近年,情報系のみならず,健康医療,教育,電力など,様々な分野
で研究されるようになってきた.そこで,それら行動変容技術に関わる様々な技
術関係者らを招き,それぞれの視点から最新の事例紹介をいただきながら,行動
変容技術の現状と今後の可能性についてパネル討論を行う.
BP-4 2050年の電波利用形態を考える ―将来の周波数資源配分はどうあるべきか?―
無線通信に対する需要は爆発的な増大を続けており,その用途も急速に拡大している.そこで,このような需要拡大へ対応すべく,周波数利用効率を高める無線伝送技術や,電波資源の二次利用を実現するコグニティブ無線等,電波資源を効率的に活用する無線通信技術・システム開発が継続して行われている.一方,無線通信以外の電波利用に関しても今後益々の発展が期待されており,有限の電波資源を様々な用途・業務間で有効に活用する必要性は今後益々高まっていくと考えられる.そこで,本パネルセッションでは将来のより良い電波利用の実現に向けて,一例として,2050年の社会においてあるべき電波利用形態と周波数資源の割当・分配について,無線通信技術をはじめとした各種無線利用技術や電波政策など,各方面における有識者を招き議論する.
BP-5 ICT標準化と技術イノベーション
急速に進歩するICT分野において、グローバル市場へのタイムリかつ効率的な参入を図るため、ICT分野のイノベーションと標準化の理論、標準化の経済理論、ライセンシング、IPR、標準化戦略、標準化教育などの総合的な標準化戦略が必須である。SIIT時限研究専門委員会では、ICT技術者、標準化担当者のみならず各方面の専門家が一堂に会して、注目すべき標準化分野における日本の活動や標準化教育に係る取り組みについてパネルセッションを開催し、ICT分野における国際標準化の進め方に関する理解を深める。
チュートリアル講演
BT-1 よくわかるLTE-Advanced
現在,LTEが世界的に普及し,LTE-Advancedの商用導入も進められている.LTEでは,マルチアクセス方式がCDMAからOFDMAとSC-FDMAに変更され,
周波数領域の高速スケジューリングにより限られた周波数帯域幅を効率的に活用している.さらに,LTE-Advancedでは,MIMO高度化,キャリアアグリゲーション,
スモールセル,セル間協調送受信等の技術が導入・検討されており,標準化も継続されている.本チューリアルセッションでは,LTE及びLTE-Advancedの
システム概要,上記の要素技術について,最新の動向も含めて専門家の方々にわかりやすく,ご講演いただく.
BT-2 ICTの交通分野への応用
ICTの発展に伴って、様々な分野への応用が期待されている。本セッションでは、その中でも、交通分野への応用に注目し、各分野の第一線で活躍されている方々に、国内の政策動向や、最新の研究開発動向についての講演を行っていただく。
BT-3 ビッグデータを活用した運用管理技術
モバイルトラフィックの増加、サービスの多様化、仮想化技術の進展等に伴い、ネットワークは拡大・複雑化する一方である。本セッションでは、ログ、パケットデータ、構成情報、性能情報はじめ、SNS等を活用した新しい運用管理の事例を紹介するとともに、パネルディスカッションにより、運用管理のビッグデータを扱う為の最新技術動向や、今後の展望を紹介する。
BT-4 Application-Orientedな無線通信システムおよび評価系の構築事例とプラットフォーム
近年,無線通信分野の研究において,実アプリケーションへの適用や新しい無線通信技術による恩恵の「見える化」を志向した,システムレベルでの研究開発が活発化している.これらの研究開発では,応用アプリケーションを含めたプロトタイプシステムや性能評価系をいかに構築するかが重要である.しかしながら,このようなシステム試作や評価系構築には適切なツールや,運用ノウハウが必要となる.そこで,本セッションではこのようなプロトタイプシステムや評価系の試作・構築事例,および比較的安価に利用可能なプラットフォームを分かりやすく解説し,無線通信分野の研究開発促進に有益な情報を提供する.
BT-5 知的環境のための知識発見手法:機械学習・データマイニング
M2M・IoTなどモノからの膨大な情報(ビッグデータ)を扱うためには機械学習は不可欠な技術である。本チュートリアルセッションでは、機械学習の基礎、機械学習を簡単に使いこなすツール、機械学習の応用事例について紹介する。
ABCT-1 回路設計者のための電池活用技術
電池は電気化学の分野として扱われていることもあり、回路設計者と電池技術者との交流が少ないようである。しかし、ニュースでも見られるように、電池に関わる事故も少なくない。そこで、回路設計者に将来展望も含めて電池関連技術についての理解を深めることを目的として、本チュートリアルを開催する。
依頼シンポジウム
BI-1 新たな周波数・要素技術を適用した衛星通信システムの展望
衛星軌道や周波数リソースが逼迫する中,世界無線通信会議(WRC-15)へ向け,ESOMP (Earth Station On Mobile Platform)と呼ばれる移動(船舶,航空機)プラットフォーム等のKa帯の利用拡大や無人航空機システム(UAS)への期待が高まっている.さらに,光・移動体通信,準天頂衛星システム,資源探査システム,第5世代携帯との連携等,衛星通信の様々な要素技術の研究が活発に展開されている.そこで,最近注目を浴びてきている衛星通信分野の研究開発状況を集約し,その方向性や広がりを俯瞰することは,今後の研究開発においても有益であることから,本シンポジウムを企画する.
BI-2 通信および電力の接地とEMC問題
本シンポジウムでは、通信と電力におけるEMC問題と密接な接地ついて、現在、過去、未来の問題を提示し議論につなげる。まず、通信において、クラウドネットワークやスマートグリッドではICT技術が重要であるが、雷やノイズによるICTのEMC問題があり、このEMC問題の解決には接地が極めて重要である。このため、ICTの観点から接地とEMC問題の解決に向けた最新の研究・開発状況や知見について議論する。一方、電力の接地方式については、人体安全や機器の防護の観点から、古くから重要な項目となってきた。最近では、電気機器の漏洩電流の評価の国際規格との整合にも関連し、接地方式についての関心が高まっており、これらについて議論する。
BI-3 これからの光通信インフラを支える光ファイバ測定・評価技術
近年、光通信システムの課題である、円滑な容量増大に向けた空間多重(SDM)技術の開発や、長距離伝送システムや、アクセス系の保守・監視の高度化要求の高まりにより、様々な新しい測定・評価技術が活発に提案・議論されている。
 本企画では、近年における光ファイバ測定・評価に関する基本技術の進展を概観する。マルチコア・マルチモード光ファイバ以外の測定・評価技術も含むものとし、産業面からのアプローチにこだわらずアカデミックな観点から議論する。
BI-4 ゲーム理論は通信ネットワークの課題を解決するか?
インターネットは自律分散的に動作するアプリケーションを想定してネットワークが設計されている.このような通信ネットワーク環境では,通信資源をどのように効率的・効果的に配分するかが重要な技術課題である.この課題を解決するためのアプローチとして,経済学等で発展してきたゲーム理論に基づくネットワーク設計・制御手法が検討されてきた.本シンポジウムでは,これらの研究に取り組んでいる研究者に講演を依頼し,ゲーム理論のアプローチを用いた通信ネットワークの既存研究について紹介していただくとともに,今後発展が期待される技術課題についても議論する.また,通信ネットワークで取り組むべき課題に対して,ゲーム理論の適用範囲や可能性について議論する.
BI-5 ワイヤレス・コミュニケーションクオリティ
‐ワイヤレス通信における総合‐
LTEやWi-Fi,WiMAX,それらを利用した有線ネットワークや,さまざまな無線通信技術を利用するモバイル端末やアプリケーションなどの普及は,近年,大変めざましいものある.特にユーザ普及率は,トラヒック量の増加につながっており,限られた無線帯域での輻輳は課題の一つとされている.現在までにCQ研究会における無線の通信品質とは,アプリケーションが求める通信品質の評価や改善技術など,比較的高いレイヤ技術を中心に議論されてきた,しかし,今後の通信品質を検討する上では,様々な無線通信技術を考慮し,下位レイヤ技術も含めたシステム全体の評価が重要であると考えられる.一方,下位レイヤ技術を中心とする研究者,技術者にとっても様々なアプリケーションや,次世代の有線ネットワークを考慮した検討が必要となることが予想される.いわゆる,ワイヤレス通信における総合力が求められる.これらを背景に,同じ無線通信技術でも異なるレイヤで活躍する研究者達を依頼シンポジウムとして招き,無線通信品質の評価方法確立や,無線の新たな方向性を通信効率という観点から議論する.
BI-6 フォトニックネットワークおよび情報通信システムの仮想化の在り方
フォトニックネットワーク分野ではMPLS-TPやEthernet等のパケットトランスポートとSDH/SONET、OTN、WDM等によるトランスポートからなるマルチレイヤネットワーク上でのネットワーク仮想化技術が検討されている。トランスポート技術の仮想化技術を取り入れることで、トラヒック増加への対応、CAPEX・OPEXの削減、省電力化を図るものである。
一方、情報通信システムのネットワーク資源、計算機資源、及びストレージ資源等から構成される物理インフラ上に様々なサービスを提供可能とする論理的なネットワークを構成する仮想化技術の導入も近年検討されている。
本セッションでは、情報通信システムの仮想化技術とフォトニックネットワークの仮想化技術の最近の技術動向をレビューし、社会インフラを構成するネットワークシステムを実現する上での課題、技術融合の可能性、機能分担の在り方について議論する。
BI-7 知的環境とのりもの
これからどのような乗り物が生まれてくるでしょう。センサネットワークなどからのセンシングデータを処理・解析して得られる情報に基づき乗り物の知的化が進む中、搭乗者である人間や、それに取り巻く環境に適応することで、移動輸送の世界が大きく変わろうとしています。本企画セッションでは、航空運送業界としてANAとJALから、鉄道運送業界としてJRと近鉄から、自動車製造メーカとしてトヨタ、本田からそれぞれ講演者をお招きし、乗り物に関わる現状と未来について講演していただく。
BI-8 先端医療機器の薬事承認を効率化するレギュラトリーサイエンスの現状と将来展望
最先端医療機器や医薬品などの品質・安全性・有効性を確保し,薬事承認に長時間を要するデバイスラグ・ドラッグラグの問題を解決し、その成果を社会導入につなげるためには,工学と医学両分野の研究に基づいて最先端研究の有効性とそのリスクについて正確に評価して管理調整するとともに,社会導入を見据えた研究開発を行うための指針としてレギュラトリーサイエンスの発展と普及が必要不可欠ある.本シンポジウムでは,医療情報通信およびヘルスケア技術の研究開発におけるリスクとベネフィット評価の重要性およびその方法,臨床現場における医療機器のあり方など,レギュラトリーサイエンスの医工融合領域における現状と将来展望に関する講演を企画する.
BCI-1 データコムの革新を実現する光デバイス・システム技術 〜データコムとテレコム、ここが違う!〜
最近の大規模なスーパーコンピュータやデータセンタでは、多数のノード間を高速かつ低遅延で結ぶ光ネットワークの重要性が増している。本シンポジウムでは、最新スーパーコンピュータにおける通信アーキテクチャを紹介し、テレコムとデータコムのシステム要求の違いについて議論する。また、これらのデータコムの革新を実現する低消費電力光デバイスや高密度実装技術、高速低消費電力LSI等について述べ、将来のデータコム用高速光ネットワークの姿を探求する。
BCI-2 光ファイバの「つなぐ」技術
 次世代光ファイバの接続や、光線路の建設保守などの光ファイバの「つなぐ」技術が進展している。現状から将来に向けての技術的な課題を俯瞰しながら、つなぐ技術を見直すシンポジウムとする。
BCI-3 無線電力伝送のための回路デバイス技術
ICカード、電気自動車や携帯電話への非接触充電、宇宙太陽光発電など無線電力伝送への期待が高まっている。電磁誘導、共鳴、マイクロ波などの各伝送方式に関する議論が活発であるが、実用化のためには送電部、受電部に用いられるデバイスや回路の開発も重要である。従来のパワーエレクトロニクスより高い周波数、従来の無線通信とは異なる電力で、より高効率、低コストでという要求が出るであろう。また、一方でSiCやGaNなどのワイドギャップ半導体を用いた高周波デバイス、パワーデバイスの開発が進んでおり無線電力伝送への応用が期待される。これらの技術の現状と将来動向について紹介する。
エレクトロニクスソサイエティ企画
エレクトロニクスソサイエティ企画内容の紹介
(執筆:企画オーガナイザ、プログラム編成委員)
ソサイエティ特別企画
CK-1 エレクトロニクスソサイエティ プレナリーセッション
特別講演、エレクトロニクスソサイエティ会長特別表彰、エレクトロニクスソサイエティ活動功労表彰、エレクトロニクスソサイエティ学生奨励賞贈呈式
CK-2 Thailand-Japan MicroWave(TJMW)2014優秀発表賞特別セッション
マイクロ波研究会では,タイをアジアのマイクロ波関連研究者・会員の開拓および技術協力の拠点の一つと位置づけ,2009年よりThailand-Japan MicroWave(TJMW)を開催している.研究会方式で開催しており,ポスターセッションも設けて両国の学生や若手研究者がより参画しやすい形態をとっている.また,両国のみならずASEAN各国から招待講演者も呼んでおり,ASEAN各国への広がりも見せている.本年もバンコクのKing Mongkut's Institute of Technology Ladkrabang (KMITL)で11月26日〜28日に開催することとしている.TJMWにおいて優秀な発表に対して授与した優秀発表賞の学生に対して今後の更なる活動奨励のため2015年総合大会において講演の場を提供する依頼シンポジウムを企画する.
チュートリアル講演
CT-1 発見から50年!超伝導量子干渉素子(SQUID)の現状と将来
超伝導で発現する量子効果の一つである磁束の量子化を利用した超伝導量子干渉素子(SQUID)が発見されてから50年になる。この間、SQUIDを用いた先端計測システムが開発され、医療・バイオ計測、材料評価、精密物理計測、資源探査等の幅広い分野で用いられ、それぞれの分野の発展に大きく貢献している。また、次世代の量子コンピュータ用のQu-bitなどの先端デバイスの研究も大きく進展している。このため、幅広い分野の聴衆に、SQUIDの現状と将来について理解してもらうとともにその応用への興味を喚起することを目的に本セッションを企画する。SQUIDの性能と応用に関する現状と世界の研究動向などに関する講演を通して、現状の位置づけと今後の新しい応用機器への展開を明らかにする。
ABCT-1 回路設計者のための電池活用技術
電池は電気化学の分野として扱われていることもあり、回路設計者と電池技術者との交流が少ないようである。しかし、ニュースでも見られるように、電池に関わる事故も少なくない。そこで、回路設計者に将来展望も含めて電池関連技術についての理解を深めることを目的として、本チュートリアルを開催する。
依頼シンポジウム
CI-1 次世代の光技術を実現するナノフォトニクスの最新動向とその応用展開
科学技術分野の分化が進む中、光技術の応用分野も情報通信、医療、バイオ、セキュリティなど多岐にわたっている。光技術の中でも基礎物理に近いナノフォトニクスの最新動向について、第一線の講師の方々にご講演頂くとともに、各分野のニーズや将来展望について議論することで、ナノフォトニクスの新たな応用の開拓や分野融合の機会を得ることを目的とする。
CI-2 光エレクトロニクス研究会(OPE)学生表彰式
電子情報通信学会 エレクトロニクスソサイエティ 光エレクトロニクス(OPE)研究専門委員会(以下OPE研究会)は、OPE研究会への投稿論文で自ら講演を行った学生を対象として、特に優秀な論文に対してOPE研究会独自に学生優秀研究賞として表彰する施策を実施しています。
毎年4月開催の研究会から翌年2月開催の研究会で発表された論文の中から、特に優れた3件程度を選出して表彰しております。
表彰式については、就職を控えた学生受賞者が自ら出席して受賞しやすいように、総合大会の期間中に開催しています。表彰式の内容は、表彰状授与および受賞者からの研究内容の紹介(合計1〜1.5時間)です。
CI-3 ニーズとシーズを踏まえた将来光デバイス技術の展望
光デバイス応用は、近赤外域による光通信応用、赤外域(テラヘルツ域)によるガス分析などの環境計測・生体計測応用、また可視・紫外域によるデータストレージ応用など多岐産業分野にわたり開発が行われてきた。本シンポジウムでは、ニーズとシーズを踏まえた将来光デバイス技術の展望と称して、「応用面から見た今後の光デバイス技術」、また「光デバイス技術やそれを支える基礎分野研究から見た光産業応用への展開」にフォーカスをし、アクティブ・パッシブデバイスを問わず、また多数の産業応用面から、今後の光デバイス開発の方向性、展開について議論を行う。
CI-4 低消費電力スティープスロープFET技術の現状と展望
スティープスロープFETは、従来技術の限界を超える急峻なス イッチング特性を実現するトランジスタで、低消費電力化の切り札としてITRSの ロードマップにも取り上げられている。次世代の集積回路技術として材料から回路・システムまであらゆるレイヤーに関わるものであり、 その知見を深 めておくことが肝要である。本企画ではスティープスロープFETに 焦点をあて、研究・開発の最前線にいる研究者を講師として招き、技術の基本的な 原理から実際のトランジスタの特性・低消費電力論理回路までに至る幅広いトピックについて講演頂く。
BCI-1 データコムの革新を実現する光デバイス・システム技術 〜データコムとテレコム、ここが違う!〜
最近の大規模なスーパーコンピュータやデータセンタでは、多数のノード間を高速かつ低遅延で結ぶ光ネットワークの重要性が増している。本シンポジウムでは、最新スーパーコンピュータにおける通信アーキテクチャを紹介し、テレコムとデータコムのシステム要求の違いについて議論する。また、これらのデータコムの革新を実現する低消費電力光デバイスや高密度実装技術、高速低消費電力LSI等について述べ、将来のデータコム用高速光ネットワークの姿を探求する。
BCI-2 光ファイバの「つなぐ」技術
 次世代光ファイバの接続や、光線路の建設保守などの光ファイバの「つなぐ」技術が進展している。現状から将来に向けての技術的な課題を俯瞰しながら、つなぐ技術を見直すシンポジウムとする。
BCI-3 無線電力伝送のための回路デバイス技術
ICカード、電気自動車や携帯電話への非接触充電、宇宙太陽光発電など無線電力伝送への期待が高まっている。電磁誘導、共鳴、マイクロ波などの各伝送方式に関する議論が活発であるが、実用化のためには送電部、受電部に用いられるデバイスや回路の開発も重要である。従来のパワーエレクトロニクスより高い周波数、従来の無線通信とは異なる電力で、より高効率、低コストでという要求が出るであろう。また、一方でSiCやGaNなどのワイドギャップ半導体を用いた高周波デバイス、パワーデバイスの開発が進んでおり無線電力伝送への応用が期待される。これらの技術の現状と将来動向について紹介する。
情報・システムソサイエティ企画
情報・システム企画内容の紹介
(執筆:企画オーガナイザ、プログラム編成委員)
ソサイエティ特別企画
DK-1 学生ポスターセッション
 情報・システムソサイエティでは、2005年総合大会から、学生の斬新な研究やチャレンジ精神あふれるユニークな研究を、ポスター形式で発表してもらう特別企画「学生ポスターセッション」を開催しています。本企画では、既にまとまっている研究ではなく、着手段階、途中段階の研究を対象とし、発表者と聴講者が活発に討論することによって、発表者である学生にとっては社会人(企業人)に自らをアピールする場、社会人(企業人)にとっては活発な学生に接することのできるような「学生と社会人との交流の場」を提供することを目的としています。
DK-2 ビッグデータとロボット-法律と倫理の観点からのサービスの在り方ー
信学会全国大会2015年3月 立命館大
テーマ「ビッグデータとロボット-法律と倫理の観点からのサービスの在り方ー」

地震・津波などの自然災害対策、介護や医療の現場改善、ロボット自動車など、多
くの現場でデータ収集が行われ、その収集データを基に、ロボットや自動車などを
用いたサービスの実用化が近づいている。一方、携帯電話会社によりロボットをインタフェースデバイスとして用いるサービ スも発表されている。
ビッグデータ収集における個人情報の保護、匿名化による有効利用の課題が浮上しつつある。またインタフェースロボットが取得した情報の扱い(例えば、ロボットに託した遺言は有効か)など、新たに検討すべき側面も出てきている。
匿名のまま解析可能な解析技術も踏まえ、ビッグデータを利用したサービス実現において、研究者技術者が認識すべき法的側面について、事例をもとに、弁護士など専門家も含め、ディスカッションする。
チュートリアル講演
DT-1 若手による高性能コンピュータシステムの最新動向解説
計算機システムはハードウェア・ソフトウェアの両面で複雑化の一途を辿っている。高性能計算の分野では、マルチコアCPUと合わせて、多数のコアと広帯域メモリをもつGPUやメニーコアプロセッサを利用するのが一般的になった。また、ウェブ検索や高頻度取引などの応用では、FPGAを用いた専用アクセラレータが用いられつつあり、計算機システムの構成は目的と利用条件に応じて様々である。計算機システムを効率的に活用するためには、それぞれの要素の特性をよく理解することが非常に重要である。本チュートリアルでは、最先端の高性能な計算機システムの研究・開発動向について、大学・企業の研究者達が、各自の製品開発および研究内容を絡めて紹介する。
依頼シンポジウム
DI-1 社会課題を解決するためのパターン認識・メディア理解技術2015 〜社会を元気にするスポーツとヘルスケア〜
 パターン認識・メディア理解 (PRMU) 技術は、文字、音声、顔など各種パターンメディアを対象として発展してきましたが、その基礎理論は統計学、幾何学、 画像処理、信号処理、機械学習など多岐にわたる分野の融合により成り立っており、応用範囲は広く、安全・安心、健康、福祉、教育などのさまざまな分野における社会問題への応用が期待されています。本企画セッションでは、さまざまな社会問題を PRMU技術を用いて解決するための取り組みと最近の進展として、特にスポーツとヘルスケアに関する話題を紹介し、PRMU研究会で今後取り組んでいくべき課題について議論します。